
矯正歯科の説明は「見える」とわかりやすい?|日本矯正歯科学会より
こんにちは、岡崎市の牧野歯科・矯正クリニックです。
2026年10月に開催された「第85回日本矯正歯科学会学術大会」に参加しました。デジタル技術を矯正歯科治療にどう生かすかをテーマにしたシンポジウムがあり、「画像を見やすくすることで、何が変わるのか」を取り上げた講演が印象的でした。今回は、その内容をもとに、画像や写真で「見える」ことが、診断や患者さんへのご説明にどう役立つのかをご紹介します。
学会で取り上げられていたこと
CTなどの画像から立体的な画像(3DCG)を作る技術は、すでに医療の現場で広く使われています。歯や骨は硬くて形が変わらないため、立体画像との相性がよいとされています。
一方で、せっかく立体画像があっても、見づらかったり、その場で自由に動かして確認できなかったりすることが多いのが現状で、画像を速く、きれいに、わかりやすく見られるようにして、見たい人が見たい角度や部分をその場で確認できるようにすることが大切だ、という考え方が紹介されていました。
「見える」ことが診断に役立つ理由
矯正治療では、歯並びだけでなく、歯の根の向きやあごの骨の形、歯ぐきの中に埋まっている歯の位置など、お口の中の立体的な状態を知ることが大切な場面があります。
平らな写真だけだと、頭の中で立体を想像しながら読み取らなくてはなりません。立体的でわかりやすい画像を、見たい方向からその場で確認できれば、必要な情報を読み取りやすくなります。
ただし、診断は画像だけで決まるものではありません。お話を伺い、お口の中を診察し、必要な検査の結果と合わせて、総合的に判断します。
患者さんへのご説明にも役立ちます
矯正治療は長い期間がかかるため、今のお口の状態と、これからの治療の進め方をご自身で理解していただくことがとても大切です。
言葉だけの説明では、「どこがどう問題で、どのように歯を動かすのか」がイメージしにくいこともあります。家を建てるときに、間取り図だけより模型があるほうが完成後の様子をつかみやすいのと似ています。写真や図、画像を一緒に見ながらご説明すれば、同じものを見ながらお話しできるので、ご理解いただきやすく、気になることも質問しやすくなると考えています。
なお、今回の講演は、主に医療者が画像から情報を読み取ることについてのお話で、患者さんへの説明の効果を調べたものではありません。それでも、「見やすい」ことは、診る側にも説明を受ける側にも役立つと、当院では考えています。
まとめ
見てわかる情報が豊かであることは、次の3つに役立つと考えています。
- 診断に必要な情報を読み取りやすくなる
- 患者さんとのコミュニケーションがとりやすくなる
- 患者さんの理解が深まりやすくなる
当院でも、写真や図、画像を活用して、わかりやすいご説明を心がけています。わからないことは、遠慮なくご質問ください。
参考文献・出典
第85回日本矯正歯科学会学術大会
監修者情報
牧野歯科・矯正クリニック 矯正担当医 牧野智咲
日本矯正歯科学会認定医
牧野歯科・矯正クリニック 院長 牧野祥太
日本睡眠学会歯科専門医 / 日本口腔インプラント学会専修医 / 日本補綴歯科学会認定医 / ジャパンオーラルヘルス学会予防歯科認定医 / 日本矯正歯科学会会員 / 臨床研修指導歯科医
よくある質問
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立体的な画像を見れば、矯正の診断はすぐに決まりますか?
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矯正治療の前に、どのような検査が必要ですか?
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治療計画の説明を聞いても、よくわからなかったらどうすればいいですか?
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矯正の相談だけでも受けられますか?





